チューナーレステレビ(スマートTV)とは、簡単に言うとTVからTVチューナーが取り除かれたものです。それでどうなるかと言うと、テレビ番組が見られないテレビになります!!
すると、例えばNHKが見られなくなります(もちろんNHK受信料は払わなくて良くなります)
でも、「テレビが見られないテレビって意味あるの?」
「パソコンのモニターとどう違うの?」
なんて疑問ありませんか?
一言でいうと、チューナーレスTVとは「動画配信サービスを見る為のテレビ」です。
動画配信サービスとは、HuluとかNETFLIXとかディズニーTVとかの事です。
それではメリットとデメリットを踏まえながら、チューナーレステレビの特徴と、実際にどう使うのか・便利な使い方は?などを紹介していきます。
チューナーレステレビ(スマートTV)の特徴・メリット
NHKが見れないTVなので受信料を払わなくて良いメリットがあります!!
真っ先に話題に上がるのが、NHKの受信料を払う必要があるのか?という事ですが、チューナレスTVのみ所有している場合は払う必要はありません!!
NHKの受診料は最も安い地上契約の12カ月で1万3,650円で、1カ月あたりの費用は1137.5円です。
これが高いと感じる人も安いと感じる人も様々だと思いますが、良く話題になっているのはNHKを見る見ないに限らず、NHKを受信できる装置(TV)をもっていると必ず払わなくてはいけない、という事ですね。
これは放送法第64条によるもので、普通のTVを持っていた場合、いくらNHKを見ないから「払いたくない!」と言って払わないのは法律違反になってしまいます。
でもチューナーレスTVであれば、TV番組を受信できないチューナーレスTVで当然NHKも見られませんから、NHKを受信できる装置では無いという理由でNHKの受診料を払う必要はありません。
パソコンのモニターを持っていても、これではTVを見られないのでNHK受信料を払わなくても良いと同じ理由です。
チューナーレステレビは家電リサイクル法も適用外なので追加費用無し
家電リサイクル法が対象としている家電は「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」の4商品で下記のような費用が必要です。TVを購入した場合、商品の他に数千円の費用が必要になるのは本当に痛いんですが、チューナーレスTVはパソコンなどのモニター扱いになりますので、なんと不要です(2022年7月現在)
これもチューナーレスTVのメリットですね~!
家電リサイクル料金例(税込・経済産業省より) | 費用 |
エアコン | 972円~ |
テレビ(液晶/プラズマ・15インチ以下) | 1,836円~ |
テレビ(液晶/プラズマ・16インチ以下) | 2,916円~ |
冷蔵庫・冷凍庫(170L以下) | 3,672円~ |
冷蔵庫・冷凍庫(171L以上) | 4,644円~ |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2,484円~ |
デメリットは、地上波がそのままでは見られないという事
デメリットは、当然日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日などすべての地上波や衛星放送などが見られないという事です。
NHKだけが見られないTVではありませんので、注意が必要です。(一時期そういうテレビも世の中に存在しました)
でも実は日本テレビやフジテレビなどの番組は、TVerなどの動画配信サービスを使うことで見ることができるのです!!
Huluとかは有料ですが、TVverは無料ですし、他にもGYAO!やABEMAも無料で見ることが可能です。
チューナーレスTVで動画を見るにはどうしたら良いでしょうか?順番に紹介していきます。
チューナーレスTVの主な使い方は、YouTube、TVer、ABEMA、Huluなどを見るのに使います!
では地上波が見れないチューナーレスTV(スマートTV)は何に使うのかと言うと、YouTube、TVer、ABEMA、Hulu、GYAO!、Netflix、アマゾンプライムビデオ、U-NEXT、dTV、DAZNなどを見るのに使います!
分かりやすく言うと、スマホでYouTubeを見るように、TVの大画面で簡単にYouTubeが見られるんですね。
ではなぜそんなことができるのかと言うと、チューナーレスTVの多くには、「アンドロイドTV」が搭載されているからです。
世界のスマホは「アンドロイドOS」か「iPhoneで使われているiOS」か、このどちらかに二分されていると思っても良いでしょう。※ほかにもありますが、主流ではないので割愛。
そのアンドロイドで、動画を見る為のシステムがアンドロイドTVです。
そう、チューナレスTVはTVのチューナーが無い代わりに、アンドロイドTV(AndroidTV機能)が搭載されているんです。
アンドロイドTVで何ができる?
まず地上波が見れるTVには、TV画面などと呼ばれるTVモニターに地上波を受信するチューナーが内蔵されています。
衛星放送を見れるTVは衛星放送を受信できるチューナーが内蔵されています。(どちらも別途アンテナが必要です)
このチューナーが内蔵されているので、TVの電波を受信して映像を見ることが出来るのですね。
一方チューナーレスTVと呼ばれるものは(スマートTVと呼ばれることもあります)、アンドロイドTV(AndroidTV)機能が内蔵されているものがほとんどです。アンドロイドTVとは、スマホのアンドロイドのようなもので、スマホのようにアプリをインストールして使う事ができます。
そしてアンドロイドTVのアプリとして、YouTube、TVer、ABEMA、Hulu、GYAO!、Netflix、アマゾンプライムビデオ、U-NEXT、dTV、DAZNなどの動画配信を見るアプリがありますので、自分で使いたいアプリをインストールすれば、そのアプリで動画を見ることができるのです。
チューナーレスTV(スマートテレビ)を使うためには、インターネットに接続する必要があります。有線LANや無線LANどちらでも使えるものがほとんどですが、購入する前に確認してください。設置する場所でパソコンでヤフーやYouTubeなどを見ることが出来ていれば、インターネット回線は使えている状態です。
チューナーレスTVはモニターにも使える!
チューナーレスTV(スマートTV)にはHDMI入力端子が付いているものがほとんどです。
つまり、パソコンのモニターとして使ったり、ニンテンドースイッチやPS5を映したり、ノートパソコンをつないでサブモニターとして使う事ができるのです。
こう見ると、パソコンのモニターにアンドロイドTV機能が付いたものと考えることもできますね。
Chromecast機能が付いていればスマホ画面をテレビ画面に表示できる!
チューナーレスTVにはクロームキャスト機能が付いているものがあります。
クロームキャストはご存じの方も多いと思いますが、単体で購入してTVやモニターにHDMLで接続して使用するものです。
これが内蔵されているとは凄いですね。スマホの画面を大画面で見るのに便利なので、私は単品で2つも購入して持ってる「クロームキャスト」が内蔵されているのはすごい!!
例えばこういう商品がそうです。Chromecast Built-inとなってるのはクロームキャストが内蔵されていますよ!
注意点
スマートテレビはテレビと違って「緊急警報放送」と「緊急地震速報」が受信できない点は注意する必要があります。
今テレビをもっていなくて緊急時でも「スマートフォンやラジオがあればいい」と判断している場合は、チューナーレスTV(スマートTV)を購入してもその環境は変わりませんが、今使っているテレビを処分してチューナーレスTV(スマートTV)を購入する場合には、災害発生時の情報収集ツールがひとつ無くなるという事は理解しておいた方が良いです。
また繰り返しになりますが、インターネット接続が必要ですので注意しましょう。
※普段自宅でスマホを使う時、Wifiでインターネットにつないでいれば同じようにWifiにつなげば使えるはずです。
チューナレスTVで地上波を見る方法
チューナーレスTVは地上波を見れないと書いたのに、どうしたら見れるの?なんで?と思うでしょうが、それはTVerで見る事です。
2022年の4月からTVerでリアルタイム放送が始まりました。
今までは地上波に遅れて配信されていたのですが、ついにリアルタイムで配信開始されました!まだ見れる番組は限られていますが、今後増えて行くと思ってます!期待。
またABEMAを見るというのもお勧めです。テレビのように番組表があってリアルタイムで放送されているので、ながら見にお勧めです。
ドラマや映画、アニメなどいろいろ見たい時にはU-NEXTがおすすめ。
スマートTVだけでなくスマホやパソコンでも同時に見れますよ。
まとめ・購入間違いに注意
有名なのはドンキのチューナーレスTVですが、最近は普段は地上波を見ずに動画配信だけを見る文化が広まったので、各社からスマートTVやチューナーレスTVと言う名前で商品が次々に登場しています。
紛らわしいのは通常のTVに動画配信サービスが簡単に見れる機能が付いたもの(TVが見れる)と、TVの受診機能が付いていない(TVが見れない)チューナーレスTVの両方がありますので、購入時に良く確認しましょう。
楽天ではこういうのが売れていますね。
アマゾンでのお勧めはこちら
アマゾンでチューナーレスTVを検索すると、TV機能+アンドロイドTVの商品が出てきますので、しっかり確認して自分にあったものを選んでくださいね。
それでは上手く動画ライフを楽しみましょう!!