「ドローンを飛ばしたい!」と思ってドローンスクールを調べても、Webだけでは良く分からない。
運営はちゃんとした会社?設備は整っている?実際の講習はどんな感じなの?
と疑問が解決しないので、実際に「秋葉原ドローンスクール」に行って話を聞いてきました。
ドローンスクールの説明会に参加するべき?
結論から言うと、秋葉原ドローンスクールの説明会に参加するべきです。
たとえば合宿タイプのドローンスクールが安かったりしますが、それらの様々なドローンスクールと比較検討する場合、実際に違いを聞くことが出来ます。
なんで価格が違うのかをきちんと説明してくれました。(後述)
スクールの説明をしてくれたのは、実際にドローンの国家資格「一等無人航空機操縦士」を持っている方でした。
説明の合間合間に質問を聞いてくれるので、ドローンについて普段気になっているところを含めてしっかり疑問に答えてくれます。ドローン業界の人にとっては当たり前でも、私たちに取っては分からない事がありますよね。
国土交通省のドローンのWebサイトを読んでも分かりづらいですし。
専門家に聞けるのはありがたいです。
秋葉原ドローンスクールの目的は?
ドローンの国家資格「一等無人航空機操縦士」と「二等無人航空機操縦士」を取得可能なスクールです。
それに向けた技術習得ができる仕組みがしっかり作られていました。
そしてこの手の無料説明会では「説明会に行ったら契約させられてしまうんじゃないか?」と心配してなかなか行きづらいと思いますが、実際に行って話を聞いて見ると、こちらが心配するぐらいドローンスクールの売り込みが無かったです。ドローンスクールの説明だけをしてくれますので、安心して説明会に参加してください。
この秋葉原ドローンスクールは実は創業70年以上の田中電機株式会社が行っている事業でして、話を聞いた印象では「ドローンが流行っているから」という理由で始めたドローンスクールでは無いな、という印象を受けました。
秋葉原ドローンスクールの内容詳細
「一等無人航空機操縦士」と「二等無人航空機操縦士」ともにカリキュラムが組まれており、国が定めた最短の時間で取得可能なようにカリキュラムが組まれています。
国家資格取得カリキュラム詳細
国家資格を取得するためには、試験に合格すればよく、ドローンスクールに通わなくても直接指定試験機関で受験して合格すれば資格が得られます。
登録講習機関のドローンスクールに通うと、ドローンスクールで実技試験に合格すれば指定試験機関で受験する際に実技試験が免除になり、学科試験だけになります。
車の免許を取ったことがある人はイメージしやすいと思いますが、それに似ている仕組みです。
二等無人航空機操縦士に必要な日数
未経験の人は最短3日間で取得可能です。内訳は、講習が2日で試験が1日です。(講習が3日で、試験が1日のコースもありますが、費用が異なります)
経験者は最短2日で取得可能です。内訳は講習が1日で試験が1日です。
ここでいう「経験者」とは、ドローンの国家資格が出来る前に作られた民間資格を持っている人という意味です。
民間資格は沢山ありますので、「経験者」として有効かどうかは、各ドローンスクールに確認する必要があります。
一等無人航空機操縦士に必要な日数
こちらは経験者のみの設定で、最短4日間。講習が3日間で、試験が1日です。
未経験の人が取得する場合には、まずは未経験の人向けの「トライアルコース」を受講して技術の見極め試験に合格することで、経験者として受講が可能になります。
なぜ価格が違うのか、最安値を目指していないのかの理由
操縦練習はマンツーマンのレッスンで、シミュレーターではなくちゃんと実際の機体を使って行います。
また屋外講習場を所有しています。そこは東京都新宿駅から最寄り駅の南与野駅まで30分程度の所にある田中電機グランドで、ここにしっかしと屋外の練習ができる環境があります。
しかも卒業生なら無料で使うことができるのはとても魅力的です。
普段は秋葉原の室内の練習施設で練習し、屋外の天候に左右される環境で技術を高められる。
この二つで、しっかりと技術を身に着けることができます。
ここは他のスクールより魅力的なポイントで、なぜかと言うと国家資格取得の規定では実技の半分はシミュレーターで良い事になっていますので、シミュレーターを使った練習カリキュラムが組まれているスクールも多いです。
シミュレーターを使った練習が全くだめなわけではありませんが、実機に変わるものではありません。
また、講師が1人に対して受講生が複数人というスクールが多いですが、それでは誰かが練習している間は待ち時間になってしまい、練習時間が少なくなってしまいます。
シミュレーターと複数人の同時受講で、実機を飛ばす実力がなかなか習得できないスクール。嫌ですよね。
でも、総じて安い価格をうたっているところはそれなりの理由があるのです。
そして国家資格の取得のためには、どのスクールでも一定の飛行技術が求められます。
当然なことですが、短時間のカリキュラムが組んであるから簡単に取得できるわけでは無く、むしろ短期間で技術を取得しなければいけません。
スクールの案内では一番最短の取得日数が掲載されていますが、実際には試験を受けるまえに技術の見極めを受けて、実力が足りないと自主練習を家や場所を借りて行うか、補習を受ける事になります。
最低受講料が安いところでも、実技レベルが足りていなければ試験に合格はできません。その場合補習が必要になりますが、当然補習にはお金もかかりますので、総額がどんどん高くなっていってしまいます。
ドローンスクールを選ぶなら、基本的なスケジュールの中でしっかり自分に技術を教えてくれるスクールを選んだ方が良いのは明白ですよね。
秋葉原ドローンスクールなら、マンツーマンですべて実機を使った講習です。これ以上の環境は無いでしょう。
そして免許が取れても、実際にはあまり飛ばすことができない・・・なんて話、良く聞くようですが、秋葉原ドローンスクールはソレが無いようにしっかり教えてくれるスクールです。
また上記のように、卒業生は屋外のグランドが無料で使用する事ができますので、日々技術を磨く事が可能です。(決まった開放日があり、その日に使う事ができます)
知ってましたか?都内のほとんどの場所は人口密集地なのでドローンを飛ばすことができないので、野外で練習ってできないんです。
シミュレーターは自由に使うことが可能です
ちなみに実技指導にも用いられているシミュレーターですが、秋葉原ドローンスクールのビルの中で、受講生であればいつでも無料で使う事ができるんです!!
ドローンのシミュレーターが無いからカリキュラムに無いのではなくて、シミュレーターは練習用にしっかり用意してあり、講習の時にはちゃんと実機で練習できる。
「実機は壊してしまわないか心配・・・」であれば、シミュレーターで慣れるまで練習すれば良いだけなんです。
売り込みかな?と思ったらお勧めの練習用ドローンの紹介だけでした
ドローンの免許を取る際には自主練習が有効だし、練習用のドローンが必要という話がありました。
会社でドローンを導入するとなると自由に練習ができるわけではありませんし、自分で高いドローンを買ったとして、技術がない時に墜落させてしまう心配も多いです。
そこで練習用に有効なトイドローンの紹介がありました。(紹介されたドローンです)
「もしかして、スクールの売り込みはないけどこのドローンの販売を行っているのかなぁ?」とそんな考えが頭をよぎりましたが、実際にはお勧めのドローンの紹介だけで、普通にアマゾンで購入を進められました。
紹介されたドローンとその理由
ちなみに説明会で紹介されてたトイドローンは次の二つです。
どちらも「コントローラー」が実際の実技試験で使用するコントローラーに似ているのがポイントでした。これは言われないと気が付かないポイントでした。
YouTubeで誰かがお勧めされているトイドローンを購入しちゃうところでした。
一台目は小さい機体のかわいいドローンです。
お勧めの理由は、適度に機体がフラフラするため練習に向いています。
装備もカメラなども無く、最小限のため、価格も安いです。
で、コントローラーの形が試験に使われるコントローラーに似ている。
ネックはコントローラーの入力の感触は試験に使うものよりも「軽い」のですが、価格を考えるとコスパ良いです。
充電していくと劣化してしまう電池も、アマゾンで安価に売っているので、そこもポイント高いです。
Holy Stone ミニドローン HS170(Amazonはこちらから)
二台目はカメラもついているドローンで、飛行が安定しています。
コントローラーが試験用の実機により近いので練習になります。
カメラはスマホにアプリを入れて使用するタイプで、動画撮影を体験することもできます。
デメリットは機体の性能が良くて飛行が安定している事です。割と飛ばせてしまいます。
ジーフォース LACIERO ドローン GB040(Amazonへのリンク)
難しい技術を身に着ける為の練習には1台目の機種の方が向いています。
他にもトイドローンが売っていますが、コントローラーも気にしながら選ぶと良いです。
これらの機体でドローンやモノを壊す心配少なく、家の中で八の字飛行を練習したり、扇風機などを使って風を起こして練習すると技術が身に付きますよ。
お勧めです。
アマゾンのレビューでは「電池が持たない」というコメントも多く見えますが、トイドローンのバッテリーは通常数分間です。バッテリーを大きくすると重量が増すのでそのままでは飛ばすことが出来なくなります。だんだんと技術が向上していくと良いですが、現状10万円以上の最新のドローン(大きいので登録が必要なもの)で、やっと30分飛ばすことが可能なのが現状です。長く遊ぶなら予備のバッテリーが必要です。
全体的に説明会に行って損は無い
所要時間は上記のトイドローンを使ったフライト体験も含めて1時間40分程度でした。
ドローンの体験をせずに説明会だけなら、1時間少しまわるぐらいです。
ドローンを飛ばす為の法律関係の話からしっかり説明してくれますので、これだけでも為になりました。
迷っていたらぜひ話を聞きに行ってください。
体験予約はLINE登録してから予約を入れる方式ですが、簡単に予約を取る事ができましたよ。
また、私が説明会を聞いた時は、全部で2名でした。
スクールに通う場合の費用はWebでも非公開になっていますので、残念ながらここで詳しくは書けませんが、調べてみると平均的な価格だと思います。
秋葉原駅からすぐですので、気になったら行って見る価値、あります。
https://drone.tanaka-denki.co.jp