ADSLが終了します。あなたもソフトバンクBBやYahooBBから手紙を受け取ったのでは無いでしょうか?
そもそもこれから使う光回線を検討するのに現在の自分の状況が分からなくて困ったので、備忘録として記載します。
NTTの電話加入権について
ADSLは電話加入権が必要なタイプと不要なタイプに分かれていました。さて自分がどちらで契約していたか分かりますか?
私は分かりませんでした。結果的に電話加入権ならNTTに聞こう!と思い、NTTに直接電話します。
電話加入権を調べるには116に電話して詳細を聞けば良いのですが、いつもの電話からかけると「こちらはソフトバンクBBです。NTTは違います」となってしまいます。
呼び出し音もならずに、そのうちに切れてしまいます。
いつもは電話番号を押してから通話ボタンを押して電話していたんですが、通話ボタンを押して「ツー」ってなってから0000を押します。するとルータ(電話機がつながっている機械)が「カチッ」と鳴ります。これは回線が切り替わった音です(0000とゼロ4回押していますが、機種によってはゼロを増やす(5回とか)必要があるものもあるそうです)。そしたら116を押す。さっきと呼び出し内容が違う感じがします。これでNTTにつながるようです。
これでNTTにつながる!と思いきや「ただいま回線が込み合っています。順番におつなぎ致しますのでお待ちください」といつものフレーズで「もう切ろうかな」と思ったらつながりました。8分くらい待ちました(笑)
当然ですね。調べたい電話番号を伝えます。その後登録の名前確認などですが、困ったことが起こりました。
親の名義のハズなのでそのつもりで回答していましたが、確認のため、支払い方法の引き落とし金融機関名を聞かれて分からなくなってしまいました・・・
どうやら亡くなった父の名義のままだった事が判明しました。いろいろ答える為には名義人の許可が必要で、名義変更する必要があります。終わった・・・
正直に「亡くなっています」と答えてしまいましたので、「名義人本人から許可を得ている」ということはありえなくなってしまいました。
さてどうしよう。名義変更はネット上で「承継(しょうけい)」という手続きをすると書類が送られてくるのでそれに返信する必要があります。
そんな時間は無い・・・
この段階で、まだ知りたいことを伝えていませんでしたので「電話加入権を持っているかどうか知りたいんですが、直接聞く以外に方法はありませんか?」と言ってみたところ、「一般的な話でしたらできます」と特定の個人ではなく大多数に当てはまる回答をゲット!!
電話加入権があると、一か月の基本料金は1,700円です。電話加入権が無いと1,950円になります。
※電話加入権の有無で基本料金が変わるだけで、電話番号はもてますし、電話使えるようになります。
なので、明細などから確認してくださいとの事。
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そもそもADSLの契約はどんな仕組みなのでしょうか?
いままで謎だったんです。ADSLのサービスで050のIP電話オプション的なものを使っているのですが、それなら電話加入権は不要なのではないだろうか?
NTTに毎月基本料金を払っているのは無駄なのでは?とずっと思っていました。
ADSLはアナログ回線なので、電話回線が必要なのです。
そもそもADSLはアナログ回線です(ADSL=アナログ回線 ⇔ 光回線=デジタル回線というイメージ)
光回線は光ファイバーのケーブルを使いますが、ADSLはアナログ回線のケーブルを使っています。そう、電話回線を使っているのです。
なので電話回線の使用料が必要なのでした。そういえばADSLの料金も「電話加入権を持っている人向け」と「電話加入権が不要」なタイプに分かれていました。
そのため無駄にはなっていなかったようです。電話加入権が不要プランの場合には料金が高くなっていたので。
しかしここであらたな疑問が。光回線にしたら電話加入権はどうなるのでしょうか?
光回線で光電話をオプションで付けるのであれば、アナログ回線は不要
ADSLで電話回線の契約が必要だったのは、アナログ回線を使用しているからでした。
つまり光回線を使った光電話を使うのであればアナログ回線は不要です!⇒電話加入権不要
いま持っている電話加入権はどうしたらよい?
それではいま電話加入権がある人はどうしたらよいのでしょうか? ※電話加入権が無い人は読み飛ばして大丈夫です。
NTTで光回線を契約し、光電話サービスを契約した場合 ⇒ 電話加入権はいらなくなる
- 光電話に変わります。電話番号は引き継げます。
電話番号はそのまま同じ番号がつかえます。電話機もそのまま使えます。 - アナログ回線は不要になるので、電話加入権の「利用休止」「一時中断」「解約」を行う
※一時中断は基本料金が発生しますので、通常は選ばないと思います。
光回線を契約(インターネット接続のみ)をし、電話はアナログ回線を使う場合 ⇒ 電話加入権はそのまま必要
- 電話はアナログ回線のまま。電話番号は同じです。
いままでADSLのモデムにつながっていた電話線を、壁の電話線をつなぐところ(モジュラージャック)に直接つないで使う事になります。 - インターネットは「光回線」、電話は「アナログ回線」を利用する事になります
今後アナログ回線がすべて光回線に置き換わっても、電話に関してはNTTは変換処理をする予定なので、そのままアナログ回線の電話だけは使うことが可能です。ただ、基本料金も通話料金も光電話の方が安いので、メリットを感じられませんが。
光回線を契約(インターネット接続のみ)をし、固定電話は使わない ⇒ 電話加入権はいらなくなる
- 光回線を契約
インターネットにつながる状態にした方が、なにかと安心です。 - 固定電話を解約、もしくは電話加入権の「利用休止」を行う
スマホしか使っていなかった人は、この機会に解約しても良いかもしれませんね。
「利用休止」と「一時中断」の違い
「利用休止」の場合、お電話を再度ご利用になる場合は電話番号は変更となりますが、最大で10年間お電話の権利をお預かりすることができます。
「一時中断」の場合、お電話を再度ご利用になる場合も同じ番号をご利用いただくことができます。ただし、毎月の回線使用料のお支払いが必要です。
今回のようなケースでは「一時中断」ではなく、「利用休止」か「解約」のどちらかですね
私はここでまた名義変更の悩みが発生してしまいました。NTTフレッツ光の契約であれば光電話で同じ電話番号を使うのは名義変更しなくてもそのまま出来そうなのですが、「利用休止」や「解約」の為には名義変更が必要とのこと。ネット上で承継の手続きをすれば良いのですが、このちょっとが手間ですよね。
電話加入権の売買について
電話加入権は売り買いができると聞いたことがある人も多いかと思いますが、一般電話回線の売却価格は1,100円(2021年5月時点での情報)で現在すでに取り扱いを休止している業者がほとんどですので、これはもう考えなくて良いと思います。
そのまま単純に売れるわけでは無く、名義変更をする必要があり手間もかかりますので。
もし、それでも少しでもお金に換えたい!と思う方はネットオークションでは現在も売買されています。
参考まで。
まとめ
ADSLの場合には電話番号とセットだったのものが、光回線になると電話と切り分けて考えられるようになります。
インターネット接続も電話もすべて光回線にする場合、電話加入権は不要になるので「利用停止」か「解約」する必要があります。(この場合、電話が使えない期間を少なくするために、手続きは光回線が開通してからで良いと思います。)
アナログ回線(アナログの電話)を残したい場合には、電話加入権はそのまま継続して利用すればよいです。
※アナログ回線を残すメリットとしては、停電の時に電話がつながるという側面があります。(電話機の留守電などの機能は使えないが、アナログ回線には弱い電気が通っているので、通話だけ可能です)。ただし、今後すべての電話線が光回線ケーブルに置き換わった後にどうなるかは分かりません。
これを踏まえて、契約する会社を選びましょう!!
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